こんにちは。 YOUWAの金本です。
お住まい探しには住宅ローンが必ず関わってきます。
その中でも、住宅ローンの基本中の基本である
「住宅ローンの融資期間」についてお知らせします。
意外にも見落としがちな事なので、すごく重要な基本ですので頭の中にしっかりと入れておきましょう。
住宅ローンは最大35年組むことが可能です
まず、住宅ローンの借入期間は最大で35年間組むことが可能となります。
この融資期間は、どこの金融機関も共通です。
変動金利、固定金利、フラット35など、どの商品も最大35年までOKです。
特にフラット35は、35年間変わらない固定金利の商品です。
しかし、ここで注意が必要です。
それは、最大で35年という事であり条件によって35年組めなくなることがあります。
さて、その条件とはいったい何のことか・・・?
住宅ローンには、年齢制限がある!!
最大で35年組むことができる、住宅ローンですが実は年齢制限があるのです。
年齢制限とは、ローンを組む時の年齢制限ではなく
住宅ローンを完済しないといけない年齢制限があるのです。
どういう事かと言うと、住宅ローンを組むのは何歳でもスタートできますが、何歳までに返済してくださいというゴールは決まっているという事です。
完済しないといけない年齢は、だいたいの金融機関で80歳となるまでの期間となっています。
つまり、何歳からスタートしても80歳となる期間までには完済しないといけないのです。
そのため、最大35年間組める住宅ローンも逆算していくと
80歳 - 35年 = 45歳
※厳密に言うと80歳になる前月までとなるので44歳と11か月目が最終です。
44歳までに住宅ローンを組まないと35年は組めないという事になります。
44歳を超えてくると、その分最終年齢が近くなるので
(年齢が増すと)
44歳・・・45・・・46・・・47・・・79
(期間が減る)
35年・・・34・・・33・・・32・・・0
これが、意外にも知っていそうで知らない住宅ローンあるあるです。
知識や経験の浅い、不動産営業マンなどに
「35年ローンで月々〇〇万なので安心ですよ」と言われ契約してみたら、
年齢の確認不足で33年しか組めませんとなり月々の支払いが高くなり、
「言ってる事が違うじゃないか!! 月々の支払いが○○万だから決断したのに!!」とトラブルになる事も多いです。
住宅ローンには年齢制限があるという事を、しっかりと頭の中に入れておきましょう!
不動産営業マンの知識で審査に影響あり⁉
完済年齢は殆どの金融機関が80歳になるまでとなっていますが、なかには75歳までとか82歳までとか、完済年齢が異なってくる場合があります。
そこで、不動産購入時に重要となるのが営業マンの金融機関知識です。
住宅ローンは、各金融機関が様々な基準をもち審査を行っているため、お客様に合った金融機関を斡旋できる営業マンの知識がとても重要になってきます。
銀行も面白いもので、基本的な審査基準は似たり寄ったりですが、難しい属性のお客様(年収が低い、職歴が短い、育休産休中、借入が多い・・・など)の場合、どこの銀行に審査出すかで結果が変わる事も多いです。
私の実例で言うと
① 1部上場企業にお勤めのお客様で、私も問題なく通るだろうと余裕を持っていたら、何とほとんどの銀行が否決!!!
メチャクチャ焦りました・・・
しかし、否決になっても諦めることなく地方に本店がある銀行に審査を出したところ、見事に満額承認を頂きました。
初めからその銀行に出せばよいのですが、上場企業に勤務で年収も問題なかったため特に気にすることなく一般的に有名で条件の良い銀行を選んだのです。
ちなみに、他行が否決になった理由はお客様が結婚を機に家具を購入していたらしく、その支払いは振込用紙で毎月支払う特殊なリボ払いで、そのお客様は毎回ちょっと遅れて(振込わすれ)支払っていたとの事。
ご本人は延滞の意識無し・・・
私も、事前にクレジット払いや延滞については確認していましたが、今回の様な支払いケースは初めてで確認不足でした。(反省・・・)
つまり、延滞情報がしっかり乗っており、しかも常習的に遅れていたそうです。
でも、なぜ通ったかと言うと承認した銀行は、お客様本人の属性よりも会社の規模と会社属性が良く年収もしっかりしていたため、個人属性でマイナスでも会社属性を重要視してくれました。
本当に、私もお客様も助かった事例でした。
② また別のお客様の例ですと、シングルマザーで年収が低いお客様がいました。
基本的に年収が低い場合は、借入額も限られてきますがそもそも年収400万以上ないと土台に乗せてくれなかったり、女性一人だと審査厳しめになったりします。
しかし、銀行を選ぶ事で解決できます。
その方は、審査で年収基準が低い金融機関を選び、しっかり返済比率に当てはまる物件を選んだ事で問題なく審査通過しました。
シングルマザーで頑張っている方を手助けできたなあと感じた事例でした。
その他にも、難しい案件で審査が通った事例も数多くあります。
もちろん、全て上手くいった訳ではありません。
しかし、住宅ローンのご提案一つで夢のお住まいをゲットできるかどうかは、不動産営業マンの力でもあります。
まとめ
少し話が年齢制限の事からズレてしまいましたが、住宅ローンを無事通過するため、より条件の良いローンを組むため営業マンの知識、経験をしっかりと見極めましょう。
年齢を重ねるほど住宅ローンを組む意欲も減退しお家が欲しいと心に思っていても億劫になります。
でも、しっかりと相談し話し合えるパートナー(営業マン)を見つければ不安も解消します。
とりあえずでも構わないので、疑問や不安に思っていることなどを不動産会社に相談してみましょう。
一歩、踏み出すことで何か気分が晴れるでしょう!
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