住宅購入する時に、気になる事の一つ!
「前面道路の幅員」
こんにちは。
さいたま市大宮区の不動産会社
YOUWAの金本です。
不動産の世界では、前面道路との関係がとても重要になります。
業界では「道路付け」と言いまして、物件がどんな道路に接しているのかを表します。
どんな道路とは
- 法的な事(建築基準法や公道、私道などの権利関係など)
- 接している方角(東西南北、一面なのか2面、3面接道なのか、角地なのかなど)
- 道路幅員(住宅街の一般道、県道、国道などのバイパス)
簡単には上記の3パターンです。
今日は、その中でも住宅購入にとって特に関係の深い③道路幅員をピックアップしてみます。
基本は4mの道路幅員
住宅をまず建築するにあたり、建築基準法が関連してきます。
細かい建築基準法は割愛しますが、お家を建てるのに法律で決まっている道路幅員は4mが最低限必要となります。
どんな敷地でも4mの道路に2m以上接していないと家を建ててはいけません。
(整形地の場合)
(旗竿地の場合)
つまり、4m道路に接していることが建築の条件(法律)となるため基本的には4mが一般的という事が言えます。
道路幅員と車の関係
生活手段のメインである車の往来が住宅購入には大事なところです。
住宅街の中でも車の往来、すれ違いやすさ、交通量などは道路幅員によって様々です。
① 一般的な4m道路(道路側溝も含む)
やはり4mでは、車のすれ違いは少々無理がありそうですね。
しかし、これが一般的な道路幅です。
② 次に5m近い道路(道路側溝含んで約4.8m)
5m近いとすれ違いは可能です。
実際に、写真撮影中に2台の車とすれ違いました。(軽と普通車)
5mくらいだとすれ違う際に、スピードも減速しながらなので生活するには丁度良いかなと思います。
③ 最後は6m道路(またはそれ以上)
(写真は6mです)
とても広々、ゆったりしています。
すれ違いはトラックが来ても大丈夫・・・です。
そう。
道路が広い反面、場所によっては住宅街でも車の往来が激しくトラック級でも通れてしまいます。
6m道路は広くて楽々ですが、その広さが危険な部分もあります。
見通しが良すぎるのも、運転手の油断を招いてしまいますので。
(なんか運転者講習みたいになってます・・・)
まとめ
道路幅員は住宅購入後、新生活でのストレスに直結します。
狭い道路だと、駐車も難しく前方から車来ると「マジか!」と落胆。
(よけるスペースがないと、ひたすらバック)
でも、広い道路だと楽々な代わりに小さなお子様がいる子育てパパママにとっては不安要素。
もちろん何メートルが正解はないですが、あえて言うなら4.5~5mが一番かと思います。
物件探しをするときに、まず金額や間取りに目が行きがちですが、
その金額の要素を作っているのが「道路付け」になるので、必ず道路は気にしましょう。
最高の物件に出会うには、見落としてはいけないのが「道路」です。
では私の愛車、赤のFITちゃんを入れてみます