こんにちは。 ＹＯＵＷＡの金本です。
不動産屋さんのチラシや看板、広告などで頭金ゼロ！！と書いてること多くないですか？
頭金ゼロとは、実際にどのような事を指すのでしょうか。
そして、自己資金ゼロと違うのでしょう。
その辺を、今日は考えてみましょう！
頭金とは？
頭金とは、一般的に物件価格の一部を現金で支払う事を言います。
例えば、インターネットやチラシなどで３０００万円の物件が掲載されているとしましょう。
その３０００万円は物件価格となります。 購入諸経費は含みません。
購入諸経費についてはこちらをどうぞ
不動産を買う時は、「物件価格＋諸費用＝購入総費用」となります。
「頭金ゼロで買えますよ！」と言うのは、上記の物件価格は全て住宅ローンで賄えるので頭金（現金）は必要ありませんよという事です。
※実際は契約時お手付金が必要なので一時的に現金を使いますので注意。
自己資金とは？
自己資金は、簡単に言い変えると「現金」です。
住宅購入する時にお客様が使える現金の総額を指します。
つまり、自己資金とは現金なので頭金にも使えるし諸費用の支払いにも使える。
もしくは、全額を自己資金（現金）で賄ってしまう方も中にはいます。
では、自己資金ゼロとは？
住宅購入時に現金を使わず、物件価格も諸経費も含めた総費用をローンで賄うという事です。
今では、住宅ローンも幅が広がり諸経費分も含めて借入が出来たりするので、本当に自己負担ゼロで購入する事もできるようになりました。
その代わり、もちろんローン審査が厳しめになり、金利や保証料に影響したりもしますので、しっかりと不動産会社と相談をして資金計画を立てましょう。
昔と今ではローンの考えが違う
だいぶ昔は、諸経費分を簡単にローンが組めなかった時代ですので諸経費は自己資金（現金）で用意するのが当たり前でした。
そして、金利も現在と違い４～７％、バブル期絶頂で約8.5％とメチャクチャ高かったのです。
そのため、少しでも金利負担を減らすために出来るだけ現金を貯めて借入額を抑えて購入する事が当たり前でした。
ちなみに、金利8.5%で３０００万の住宅を３５年ローンで組んだ場合
何と支払総額が94,104,432円！！！
利息だけで、6000万超えます。（家2軒追加できちゃう）
しかも、月の支払い224,058円です・・・ 生きていけません・・・涙
一方、現在は住宅ローン金利も超低金利時代です。
変動金利も平均0.6%という時代です。
同じく３０００万住宅を０．６％の３５年で組んだ場合
支払い総額・・・33,267,640円
月の支払い・・・79,208円です。
しかも、住宅ローン控除やすまい給付金などのがあり金利負担分（300万）もチャラまではいかないにしても、半分以上は戻ってきてしまいます。
今は本当に、買い時なのかもしれません。売込みみたいですいません・・(笑)
そのため、今は出来るだけ自己資金を抑えて借入出来るなら借りてしまうと言う流れでもあります。
銀行も金利が低いので、出来るだけ多く貸し出したいという事もあり、諸経費も含めた住宅ローン商品を積極的に販売しております。
※ だからと言って審査がゆるい訳ではありませんのでご注意を！
頭金ゼロと自己資金ゼロの違い
違いを言葉で表すとすれば下記のとおりです。
頭金ゼロは、「物件価格に対して現金はいりませんよ。諸費用は別で考えてね。」
自己資金ゼロは、「住宅購入するのに現金はいりませんよ。諸費用もローンで組んじゃうよ」
細かく分けると、このような意味ですが頭金と自己資金をほぼ同じ意味と捉え、購入する時に使える現金という事で一括りにしたほうがわかりやすいと思います。
【物件3000万 ＋ 諸経費200万 ＝ 総額 3200万】
- 現金３００万の場合・・・ ２９００万のローンを組む
- 現金１００万の場合・・・ ３１００万のローンを組む
- 現金が０円の場合・・・ ３２００万のローンを組む
先ずは、シンプルに考えてしまいましょう。
その方が、不動産購入の資金計画が理解しやすくなります。
そのうえで、ある程度話が進んで行った後に資金計画の詳細を吟味して行きましょう。
また住宅ローンは、各銀行によって特色があり様々です。
住宅ローンに強い信頼できる不動産会社、営業マンを見つけ一緒に考えるのがお得に購入できる一番の近道です。
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厳密に言うと、頭金ゼロ＝自己資金ゼロではありませんが、同じ意味で使われているのが現状です