こんにちは。 YOUWAの金本です。
住宅購入に必須な【住宅ローン】・・・
もちろん、現金購入の方もいますがほとんどの方は住宅ローンを利用するはずです。
そんな時!?
普通の銀行にお願いしようか・・・
ネットバンク利用しようか・・・と悩みます。
これだけ、インターネット環境が普及され
どんな事でも、ネット上で解決してしまう時代。
ネットバンクの住宅ローンはどうなんでしょうか?
ネットバンクと一般的な銀行の違い
まずは、ネットバンクと一般的な銀行の大きな違いは
単純に、店舗があるかないかという事。
店舗がある = 対人の手続き
店舗がない = 対ネットの手続き
住宅ローンの手続きは、事前審査から融資実行まで多くの手続きがあります。
事前審査→本申込→金銭消費貸借契約→決済(融資実行)という流れがあります。
この手続きを、ネットバンクは全てインターネットで手続きする。
一方、一般的な銀行は全て人の手を使って手続きする。
当たり前ですが、これがネットバンクと一般的な銀行の大きな違いです。
しかし、この違いこそが住宅ローン手続きにとっては大きな違いが出るのです。
そんな大きな違いなんて大げさな!
ネットで全て完結するのだから店舗行かなくていいし、楽で簡単でしょ!
なんて声が聞こえてきそうですが
確かにネットで全て出来るから簡単そうに見えます。
しかし、そこに大きな落とし穴が!
大きな違いとは何かを解説していきましょう。
ネットバンクのメリットは何か?
ネットバンクのメリットは、何と言っても金利でしょう。
【住宅ローン金利 ランキング】
【住宅ローン おすすめ】
などで、ググってみてください。
軒並みネットバンクがズラリと上位を占めている事でしょう。
金利も、0.3%台~0.4%台で低金利を前面に出しています。
しかも、ローン保証料無料!!なんて事も書いてます。
(↑落とし穴です)
これだけ見ると、本当にネットバンクの方が断然お得に感じますね。
ネットバンクは金利が安いという事が、最大のメリットでしょう。
一般的な銀行の金利は、だいたいが0.6%台以上が多いです。
しかし、特に弊社でお客様におススメしている
りそな銀行(埼玉りそな銀行含む)は0.47%とネットバンクに負けておりません。
りそな銀行、埼玉りそな銀行には引き続き頑張ってほしいです。
その他にネットバンクのメリットと言うと・・・
正直に、なかなか思いつきません。
ネットバンクと一般的な銀行の大きな違いとは?
金利面だけみると、ネットバンクに軍配があがりますが、一般的な銀行にはネットバンクとの大きな違いがあります。
それは、住宅ローン手続きに
不動産会社が間に入る事ができる!
です。
これ、すごく大事です。
十人十色でお客様の属性は、全員同じではありません。
年齢、職業、勤務先、ご年収、既存借入などなど・・・
ひとりひとり違うため、その方が家を購入するのに一番合っている銀行はどこかを不動産会社は常に考えております。
また、各銀行のお客様の属性によって全く異なる審査結果になる事もあります。
そのため、住宅ローンを申込むのに不動産会社の介入はネットバンクにはない大きな、大きな違いでもあり最大のメリットでもあるのです。
ネットバンクは、そのほとんどがお客様自身で申込み、手続きを行い完了する必要があります。
わかっていれば難しくはないですが、なんせ初めての住宅購入でもあり、初めての住宅ローン手続きなので、申込内容から申込書類、また本人確認書類、役所書類、物件書類など多くの書類が必要となり、その準備も全て自分自身で行う必要があります。
たとえ、書類の準備は不動産会社がお手伝いするにしても、ネットバンクとのやり取りは全て自分自身が行います。
この点、一般的な銀行は不動産会社がお客様に代わり、銀行との手続き、段取りを全て代行します。
また、お客様の状況、属性をしっかり把握し、どこの銀行が一番有利な条件、または属性が厳しくても何処の銀行ならローン承認が得られるのかを考えて銀行を選択する必要があるのです。
この住宅ローン手続き代行業務は不動産仲介会社にとっても、物件紹介や案内、契約業務と同じくらい重要な仲介業務のひとつだと思っています。
(住宅ローンが不承認となると、融資特約により契約が白紙解約になり手数料収入が入らない為)
住宅ローン代行手数料と言う名目で、費用請求する会社も存在するので注意!
当社は、当たり前の業務ですので代行手数料など一切、頂きませんのご安心を!
保証料無料!保証料0円!に騙されるな。
ネットバンクを調べていると、
低金利です!
保証料0円です!
保証料無料です!
と大きく広告しているのを見ます。
ここで、注意が必要なのは保証料0円という事です。
保証料と言うのは、住宅ローンを組むのに保証会社に支払う費用です。
しかし、この広告には落とし穴があり実は名目が変わり費用を請求されているのです。
保証料0円ですが、融資手数料が融資額の2.2%と言う形で費用がかかります。
一般的な銀行ですと、基本的な銀行は保証料がおおよそ融資額の2%で、事務手数料として33,000円ほどかかります。
(各銀行で多少、違いあります)
つまり、保証料0円と言っても名目が違うだけで銀行に支払う費用としては特別に安くなった訳ではありません。
保証料0円! 融資手数料1%以下! なんてネットバンクがあったら間違いなく最高ですね。
ネットバンクは審査が意外と厳しい。そして時間がかかる。
ネットバンクの審査は、意外にも厳しいと評判です。
事前審査は簡単に承認出たのに、本審査でダメと言ったことも聞きます。
ネットバンクの事前審査は、細かい内容まで見る事はなく借入額と年収の割合から借入額が適正かどうかを見ている程度なのです。
そのため、事前審査の信ぴょう性に乏しいと言えます。
一方、一般的な銀行は事前審査に物件資料なども添付しお客様属性もしっかり調査し、個人信用情報も審査します。
そのため、事前審査の精度も信頼性も高く、よっぽどな事がない限り本審査もスムーズにいく事がほとんどです。
(私の今までの経験上で事前審査〇、本審査×は経験ありません)
また、ネットバンクの場合は審査基準に照らし合わせながら事務的に個人属性、物件情報を打ち込み審査するため、微妙なライン上の人は、融資否認となってしまうのです。
一方、一般的な銀行は銀行担当者が個人属性、物件情報を審査し、少し属性に問題がある人でも、他にカバーできる内容等があれば稟議書にまとめ支店の決済を求めます。
最終的には、支店長の判断や銀行独自の判断に照らし合わせて審査結果を出してくれます。
また、ネットバンクは事務的に順番に審査をしていくので、込み合っていたり不備があると審査に時間がかかります。
しかも、お客様とはメールや郵送でのやりとりになるため更に手間と時間がかかります。
逆に、一般的な銀行は銀行担当者と直接、不動産会社がやりとりしているので、急ぎの案件の場合は銀行側も一緒に素早く適切に対応してくれます。
建売住宅の場合は、契約から3~4週間で引渡しを迎えるため、スピードもとても重要な要素なんです。
まとめ
ネットバンクはとてもお得で便利に思われがちです。
また、インターネットは本当に便利なツールですが住宅ローンについては一概に便利とは言えません。
やはり、大きな買い物をする上で心配も多く、ネットだけで完了してしまうには少々、心細く不安を感じる事でしょう。
何か、困ったときにすぐに対面もしくは対話できる安心感は、金利の安さに負けないサービスではないでしょうか。
住宅ローンを選ぶ時は、必ず不動産会社に相談して選ぶ事をおススメします。
ネット検索すると色々な銀行、金利が出てきますよね。
ネットバンクについて深堀りしてみましょう