こんにちは。
YOUWAの金本です。
不動産購入をするときに、お買い得な物件は存在するのか?
この問いに私はいつも色々と考えさせられます。
そこで、考え抜いた先にでた答えが
「お買い得物件は、人によって違う」という事です。
人によって違う?
今日は、お買い得物件とはいったいどんな物件なのかを説明していきます。
そもそもお買い得とは?
一般的にお買い得と言うと、通常よりも値段が安いという事ですね。
どんな商品でも、値段が安ければお買い得なのは間違いありません。
例えば、テレビを買おうとした時に家電屋さんに行ったら10万円だったけど、ネット通販で買ったら2万も安く買えたなんて事はざらにあります。
(ポイント還元などは無しにします)
でも、このような事は全く同じ商品だから当てはまるだけ。
同じ商品だからこそ、AよりBの方が安いからお買い得という事が言えますね。
これが、通常のお買い得な物という概念ではないでしょうか。
さて、不動産はどうでしょうか?
お買い得な不動産とは?
先程は、一般的な商品のお買い得について簡単に説明しました。
でも、不動産は一般的な商品とは状況が少し異なります。
不動産が一般的な商品と違う唯一の点は、
「この世に同じ物が存在しない」という事なんです。
そのため、単純に価格がAよりBの方が安いからとお買い得!とは言えないのです。
もちろん、似たような物件は存在しますが、それでも多少の違いがあるので全く同じという事はありません。
では、どんな物件がお買い得と言えるのか?
お買得な不動産とは繰り返しになりますが、
「お買い得物件は、人によって違う」という事です。
まず、不動産の価格について考える必要があります。
不動産価格の決め方
売却物件の価格はどのように決めているかと言うと、
先ずは、対象物件があるエリアの相場を軸に置き
その物件が、どんな場所(方角、道路付け、駅距離など)に、
どのような形(建物の有無、築年数、土地の形)で、
存在するのかという事を考慮して、価格を決めています。
つまり、基準相場をもとに対象物件の個性(上記の内容)によって加点、減点して価格を決めるのです。
実は、この物件がもつ個性がお買い得になるのか?そうでないのか?と言う事なんです。
売り手側の、不動産価格の決め方は基本的に説明した通り、物件の個性に対して評価は共通なのですが、
買い手側からしてみると、購入する際の判断基準で物件の個性に対し評価が共通してないのです。
人間が、異性を選ぶ際の基準が人によって違うのと同じように、不動産も人によって選ぶ判断基準が全く違うのです。
買う人の基準が大事
例えば、下記の物件を見てください。
これは、実際に販売されていた物件なのですが、
さいたま市の主要駅まで、徒歩12分の好立地にある建売住宅でした。
価格差が何と800万円!?
同じ立地にある建売住宅で、建物の間取りは違えど延べ床面積はほどんど同じ。
全く同じ場所にあるのに、土地の形が違うだけで800万も違う。
お買得ですか? どうですか?
この物件は極端な例ですが、売り手側の評価としては1号棟の方が、土地の形がほぼ整形地なため価格が高いのは当然です。
もちろん整形地のほうが一般的に良い物件と言われています。
でも、買い手側からしてみると、土地の形さえ気にならなければ、家を買う基準で予算はとても重要な要素だし、希望エリアで予算内、しかも最優先順位が電車通勤で主要駅近くで徒歩圏、車は最低1台駐車できれば問題ない。
と言った方には、とてもお買い得な物件ではないでしょうか?
その他にも・・・
他には、南側道路と北側道路でも価格差が現れます。
一般的に南側道路の方が人気です。
(日差しが入るため)
でも、考え方によって南側道路は日当たり良いですがカーテンを開ける事は殆どできません。
なんせ道路から丸見えなので・・・
一方、北側道路の場合のお家は南側にリビングを作り開放的な窓を作ったとしても、リビングスペースのプライベートが保たれやすいとも言えます。
(住宅建築する時は基本的に南側から日差しをとるため、開放的な窓は南側に作り北側には小さい小窓程度しか作らない傾向にあります)
また、よくある例は物件の隣がお墓だとか線路だとかすると、近くの数十メートル離れた物件よりも安くなります。
隣がお墓だろうが、買う人が全く気にならなければお買得です。
線路がすぐ近くでも、電車好きの人にはたまらないかもしれません。
つまり、不動産の評価として一般的にマイナスとされる物件の個性も、買い手側にとってその個性が全くマイナスにならない、問題にならないようであれば、通常の物件よりも安く買えるのでお買い得物件と言えるのではないでしょうか。
最後に
今日は、お買い得物件について考えてみました。
不動産は、その物件がもつ個性が価格に正直に現れます。
もちろん中には、単純に金額が安い超お買い得な物件も極稀に出てきますが、そのような物件は即完売します。
逆に、相場とも物件の個性にも見合っていない金額で出ている物件も多々あります。
(もちろん売れません)
不動産を買う時と言うのは、金額はもちろん重要な判断基準ですが、その販売価格が自分の求めている物件と見合っているのかどうかという事を考えて購入をしましょう。
人によって求める物件、許容できるリスクの範囲や価値観も違います。
不動産営業マンがいくら「お買い得ですよ!」「おすすめですよ!」と言ったところで、買う人の求めるものと一致してなければ全くおススメでもお買得でもありません。
不動産としての一般的な価値をフラットな目線で客観的にみる事、そして買主の求めるものがどんな物なのかを、しっかりと把握、理解できる事。
これこそが、プロの不動産営業マンではないでしょうか。
そんな、プロの信頼できる不動産営業マンと出会い、あなたにピッタリと合ったお買い得物件を、是非とも手に入れてください。
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